2017/04/08

アクサダイレクトとおとなの自動車保険の違いを比較していきたいと思います。
おとなの自動車保険はセゾン自動車火災保険が提供する保険プランで、その名称通りおとなが加入すると得をするような保険プランとなっています。
両社の最大の違いは子供が車を運転するようになった時の対応です。
アクサダイレクトでは子供が車を運転するようになったら運転者条件を家族にして年齢条件を子供に合わせる必要があります。
子供の年齢が高ければいいのですが21歳以下の内は保険料がかなり割高になってしまうので、多くの家庭にとっては負担が厳しいものとなってしまいます。
一方でおとなの自動車保険では年齢条件を変更することなく子供を追加することができるいわゆる子供特約が用意されています。
これにより年齢条件などを変更するよりもはるかに安い保険料で子供を追加することができるようになっています。
子供特約が残されているのはセゾン自動車火災保険と全労済だけなので、子供がちょうど車に乗り始める年頃の方には非常に人気を集めています。
ここからは補償内容の違いについて比較していきたいと思います。
まず対人・対物賠償に関してですがどちらの会社でも対物全損時修理差額費用補償特約を任意でセットできるようになっています。
おとなの自動車保険では他車運転特約が自動でセットされるようになっていますが、アクサダイレクトでもその他の補償で自動でセットされるようになっているのでここでの差はありません。
次にけがに対する補償に関してですが、どちらの会社でも人身傷害保険と搭乗者傷害保険が任意でセットできるようになっているためここでも差はありません。
次に車に対する補償に関してですが、一般的には一般車両保険とエコノミー車両保険の2種類が用意されているだけですが、おとなの自動車保険では更に細かい部分まで選択できるようになっています。
例えば一般車両保険[盗難対象外]とか一般車両保険[水災対象外]と言った感じですね。
またアクサダイレクトでは身の回り品特約が自動でセットされるようになっていますが、おとなの自動車保険では車両無過失事故に関する特約がセットされるようになっています。
車両無過失事故に関する特約は過失0のもらい事故で自分の保険を使ったとしても等級に変化がないノーカウント事故として扱ってくれるというもので通販型では非常に珍しい特約となっています。
車両保険に関してはおとなの自動車保険の方が自由度が高く役に立つ特約も用意されているといった印象ですね。
最後にその他の補償に関してですが、アクサダイレクトでは弁護士費用等補償特約、ファミリーバイク特約、アクサ安心プラスがセットできるようになっているのに対しておとなの自動車保険ではロードアシスタンス、弁護士費用特約、自転車傷害特約、個人賠償責任特約、ファミリーバイク特約、車両身の回り品補償をセットできるようになっています。
アクサダイレクトのアクサ安心プラスはいくつかの特約がセットになったパックとなっており、主に搭乗者傷害補償を手厚くする特約と個人賠償責任特約が入っています。
ここでの大きな違いはおとなの自動車保険ではロードアシスタンスが任意でのセットになっているのと自転車傷害特約がセットできる点ですね。
ロードアシスタンスはJAFに加入しているなら外してもいいと思いますがそうでない場合はつけておいた方がいいでしょう。
自転車傷害特約は個人賠償責任特約の逆で自分が歩行中に自転車に轢かれた時などに補償してくれる特約となっています。
また両社にあるファミリーバイク特約ですが、アクサダイレクトは自損型だけなのに対しておとなの自動車保険では自損型と人身型が用意されているため、この特約を利用したいと思っている方は補償内容をしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
以上がアクサダイレクトとおとなの自動車保険の違いなりますが、全体的におとなの自動車保険の方が補償が手厚く自由度も高いという印象でした。
特におとなの自動車保険では40代で加入すると保険料がかなり安くなるので該当する方は検討してみてもいいと思いますよ。